「外資企業」の特徴と求められるもの?Foreign companies
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外資企業とはそもそもどういう会社を指して、どうビジネス展開をしているのか、そこで働くということはどういったことなのかを説明します。
外資企業と現地でのビジネス展開
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例:日本人が生魚を日常的に食べるが、アメリカではそれがない。アメリカでいきなり生魚をのせて「これが寿司です。おいしいですよ。」といっても習慣がない為敬遠される。その為最初はチキンやツナ(マグロオイル漬け)を巻き寿司で食べやすいように現地向けにカスタマイズしてSUSHIを販売。(現在では日本伝統の寿司も好まれて食べられています。)
外資企業ではその国でビジネスを行うため、その土地、文化、習慣を熟知した人材が多数を占める可能性が高いです。特に個人顧客を対象としたビジネスでは現地の流行や感心、文化的に好む好まないなど敏感に察知する必要がある為、現地の文化等に精通している人材を採用する傾向があります。
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外資企業で働くことについて
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一方、企業サイドも優秀な人材を確保する為、必要以上の事は言わないケースもありえます。どこにでも出てくる普通の言葉を例にとってみましょう。
「当社では英語を使った仕事もありますので、そういった業務・部署へのキャリアパスもあります。」
という文言に”(本音)”を付け加えてみると、
「当社では(一部)英語を使った(電話応対やメールやりとりのみも含む)仕事もありますので、そういった業務・部署へのキャリアパスも(もし当社のビジネスを熟知して、優秀でさらにポテンシャルがありそうなら)あります。」
これはあくまで一例ですので全ての企業がこういった事をしているということは決してありませんが、これを見てウソをついていると見えますでしょうか?ウソはついていません。必要以上に言っていないだけです。屁理屈に思われるかもしれませんが、人材採用も企業にとってみれば投資対象のビジネスです。しかしここでしっかりと企業研究をしていれば、「御社の主力製品を売る部署ではどのくらいの頻度で英語を使用するのでしょうか?」や、「将来的には英語を使用して業務を行いたいと考えておりますが、御社のキャリアパスの中で具体的にどの部署で、どういった業務内容で英語を使う可能性があるのでしょうか?」など様々な質問ができるでしょう。
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第2言語・他言語はあくまでツールと言われる所以がこれです。(もちろん他言語をベースとしたビジネス職種(通訳や翻訳)もありますが、それはそれで専門的スキルが求められます。)これはおおよその会社に共通していると思いまして、日本にある外資企業、海外にある日本企業、はたまた現地資本の企業についても同じ事が言えると考えます。つまりどんな企業であれ、「英語はひとまず置いといて、まずは目の前の仕事をこなせるか」を見ている為、単純に英語を使った仕事を希望するのはもちろん素晴らしい事ですが、それだけではなくその前にできること、その先にあるものを自身で見つけないと、就職してから「イメージと全然違う」などのミスマッチが起こり、働く人・雇う側双方にとって不利益になります。