WWOOF参加者の体験談WWOOF experiences
WWOOFを体験したSさんの一日
- ピーマンのグリーンハウスでの仕事。シーズンが終わった時期の参加だったため、次のシーズンに向けてのグリーンハウスの片づけが主な仕事でした。
仕事内容
- 朝一番でチキンの卵をとってきます。同じ場所に産むことがほとんどですが、ちょっとした宝探し気分です。 朝食後、グリーンハウスに入り、紐にくくりつけられているピーマンの蔓をほどき、カートに黙々と積んでいきます。 それが終わると、ピーマンが植えてあったマットを取り除き、箒で掃きフラットな状態にします。レーンがいくつもあるので、同じ作業を繰り返している内にその日の作業は終わります。たまに鶏が餌を食べに邪魔しにきます。
一日の流れ
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WWOOFに行ったSさんの感想
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WWOOFに行った初日は、これからこの家族たちと仲良くできるだろうかという漠然とした不安がありましたが、毎日一緒に暮らし、仕事を共にし生活していき家庭のルールを守ること、お互いを尊重することで絆が生まれていくのを感じました。それぞれの国の政治に関することや国の教育体制についてどう思うかなど、日本語でも中々家族と話さないことを話す機会があり、自分の国に関してもう一度考えたことや難しい英単語を調べたりと会話の内容レベルのアップにも繋がったと思います。
自分と同世代の外国人と話す内容とはまた少し変わり、実体験を交えた母国や世界の歴史などを違った見方から教えてくれたことは自分にとって新しい発見でした。また、日々グリーンハウスで作業をすることは単調に思え、同じことの繰り返しと感じることもありましたが、ゆっくりと流れる時間の中で、自分の将来についてじっくりと考えることができました。
同じ内容の仕事をどのように迅速かつ完璧に近づけることができるかを攻略することも、今後の仕事に少なからず繋がっていくことだと思います。そして毎日は決して同じではなく、過ぎていく時間をどのように過ごしていくことが大切かを見出すことが出来ました。
この経験は慌ただしい都会では中々できることではなく、自然に溢れる田舎の街だからこそできたことだと感じます。この経験は、今までの自分の考え方とは違った位置から物事を見ることに役立ったので、もし少しでもWWOOFに興味があるのであれば、1週間などでもいいので、是非参加してみられればと思います。