シドニー体験談Experiences
体験談 梶山 恵梨子さん
シドニーに住めば世界がわかる!
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お名前 梶山 恵梨子 滞在都市 シドニー 学校 University of Technology Sydney 留学期間 学生ビザ1年間/交換留学
- なぜ留学先をシドニーに決めたのですか?
私はもともと留学先に強いこだわりはありませんでした。留学を決める前にこだわりを持っていたのは、留学期間と留学方法でした。
まず留学期間に関して、私は1年間の長期留学を希望していました。また、1年間の長期留学を挟んでも4年間で在籍大学を卒業し、就職活動も終わらせることができる春出発のオーストラリア留学(3年次の2,3月出発)は自分にとって魅力的でした。(出発時期は留学方法によって異なりますが、オーストラリアの大学は基本的に2,3月に新学期が始まります。)
留学方法に関しては、経済的な負担が少なく、現地大学の授業を受けることができる交換留学を希望していました。日本の在籍大学には様々な協定校がありましたが、私は英語で専攻分野のコミュニケーション学が学べる大学を選びました。
実際、シドニーに来てから「留学先がシドニーで本当に良かった」と思うことが考えていた以上にたくさんありました。
例えばコミュニケーション学を学んでいる私には、マルチカルチャーなシドニー生活そのものが学びにつながりました。また、気候が温暖で大変過ごしやすく、少し町を離れれば美しいビーチなどの自然の見どころがたくさんあるところも大好きです。
世界には英語圏だけでも様々な留学先がありますが、自分にはシドニーが合っていたと感じます。
- 大学の授業はどんな感じですか?
私は各学期3つの授業を履修していました。授業は自分の想像よりずっとハードなものでした。
授業にはレクチャー(講義)とチュートリアル(少人数授業)という形式があり、各授業でレクチャーとチュートリアルが週1コマずつ行われます。中にはレクトリアルというレクチャーとチュートリアルが組み合わさった形の授業もありました。
専攻分野がコミュニケーション学ということもあり、チュートリアル内のディスカッションやグループワークが重視された授業が多かったです。また、コミュニケーション分野はビジネスやエンジニアリングに比べて留学生が少ないので、現地生しかいない中で授業を受けることは苦労の連続でした。現地の学生は社会問題への意識も高く、知識も豊富で、日本の大学とは違った雰囲気は良い刺激になりました。学校に通う日数は少なかった一方で、文献を読むなどの授業準備が大量にあったので、予習に丸1日かけることもありました。課題は1授業につき3つ大きな課題があり、プレゼンテーションやグループ課題、エッセイ、テストなど授業によって様々です。UTSはどの学部でもグループ課題が出されることが多いそうです。
- 寮生活はどんな感じですか?
1年間UTSの大学の寮に住んでいました。私は6人シェアのフラットで、過去一緒に住んだフラットメイトの出身国はフランス、イタリア、バングラデュ、中国、アメリカ、ドイツ、オランダ、メキシコ、日本、と世界各国から集まった留学生たちと共に生活していました。寮生活は一番友達が作りやすく、楽しいです。大学の寮はセキュリティやハウジングオフィスの体制が整っているので、困ったことがあっても相談でき、安全に過ごすことができます。
- 休暇中は何をして過ごしていますか?
私は旅行が好きなので、これまでオーストラリア国内をたくさん旅行しました。6月の長期休暇には初めての一人旅でニュージーランドにも旅行に行きました。
週末はBondiやManlyなどの近場のビーチに遊びに行くことが多いです。
また、Study Vacationという学期中の中休みには日本から友達が遊びに来ていたので、シドニー近郊のWollongongという場所で一緒にスカイダイビングにも挑戦しました。
その他にも、ロイヤルナショナルパーク、ブルーマウンテン国立公園、ニューカッスル、ポートスティーブンスなどシドニー近郊には素敵な場所がたくさんあります。
- これから留学を考えている人へ
学ぶ環境を変えることはとても大切だと思います。私は日本でもコミュニケーション学を専攻していましたが、UTSの授業でで日本語に訳されていない社会学の概念や、多様なバックグラウンドを持つ現地生の意見をたくさん吸収できたことは本当に貴重な経験でした。UTSでの勉強はとても大変でしたが、努力して課題や授業を乗り越えた分、自分に自信が持てるようになりました。
私は大学の交換留学でしたが、近年は留学にも様々なスタイルがあるので、自分の学びたいこと、学びたい時期に合わせて留学ができると思います。私自身渡航前にはたくさんの不安がありましたが、思い切ってUTSへ留学をして本当に良かったと思っています。困難やプレッシャーも乗り越えれば自信へと繋がることを信じて、ぜひ前向きにチャレンジしてみてください。