シドニー体験談Experiences
体験談 黒坂 陸さん
”国際都市”シドニーへ!
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お名前 黒坂 陸 滞在都市 シドニー 学校 University of Technology, Sydney 留学期間 学生ビザ/一年間
- なぜ留学先をシドニーに決めたのですか?
留学先をシドニーに決めた理由は主に留学時期が日本のカリキュラムと重なること、多様な文化が共存していること、またオーストラリアを代表する中心都市であるということです。私は交換留学で留学を希望しており、留学開始時期が大学・国によって決まっていました。オーストラリアの大学は基本的に2月頃に開始のため、日本の大学との同様の時期であり、比較的簡単に日本での授業の計画と組み合わせることができました。
2つ目の理由は、シドニーの文化的に多様な環境に自らの英語力の向上、また様々な背景を持つ人々と一緒に生活をすることで刺激を得られることを期待していたためです。私が留学しているUTSでは全体の学生の1/3は短期の留学生を含める国際学生であり、その国籍も50カ国を超えます。この留学を通して世界中の国の人と友達になることができ、またその文化や価値感を共有することができました。
最後に、シドニーは経済的にも文化的にもとても賑やかな都市であるため、毎日イベントがあちらこちらで開催されており、様々な仕事や社会交流などのチャンスが転がっています。 私は普段静かな田舎のほうが好きなのですが、1年間という短い留学期にシドニーに住んでいたことで、多くの異なった経験を比較的簡単に得ることができたと感じています。
- 大学の授業はどんな感じですか?
私は前期・後期ともに3つの科目を履修していました。基本的な授業の構成はレクチャーとチュートリアルの2つに分けられており、合計で3時間が平均です。レクチャーは日本の大学で一般的な、講師の話をクラス全体で聞くようなものであり、知識を身に着けるのが目的です。これに対し、チュートリアルはレクチャーで学んだことを実際に応用することを軸にしており、グループディスカッションやプレゼンテーションなどの交流的な学びが多いです。よく留学における質問で、宿題の量はどうなのか、テストに受かるのか心配という声を耳にするかと思います。日本の大学に比べると多いと思いますが、毎日着実に取り組めば終わらせることのできる量のはずです!(慣れるまでは時間がかかりますが…)テストに関しては、私のとった科目では”一発のテストで100%評価”という形式はなく、普段の授業の参加度、数回に分けて出されるレポートなどで成績がつけられていました。そのため、レポートなどの提出形式の課題に力を注ぐことができるため、テストでの一発勝負を心配する必要はありませんでした。しかし授業によってはテストのみで成績を出す場合があるので事前に授業の概要を確認してみてください。
- 寮生活はどんな感じですか?
寮の生活はとても楽しいです。私は6人で1つのフラットを共有する型の部屋に住んでいます。個人の部屋は確保されており、5人の同じUTSに通う学生と共有スペース、キッチン、シャワールーム、トイレなどを共有します。特にUTSが運営する寮は交換留学生が多く、色んな国から来た人々と共同生活を送ることができます。前期のフラットメイトはイタリア人、インド人、カナダ人、スリランカ人、フランス人と国際的で、一緒に夕食を食べに出かけたり、旅行に行ったりと素敵な思い出を作ることが出来ました。- 休暇中は何をして過ごしていますか?
長期休暇中はオーストラリア内を旅行しました。私は運がよくタスマニア以外の全ての州の都市を訪れることができました。オーストラリアは広く、長期間滞在でないと全てを回ることは難しいため、留学はとても良い機会となりました。週末は最初のころは課題を終えるのに追われていましたが、慣れてくるにつれ友達とビーチや公園に出かけたり、シドニーで開催されているイベントに参加するなど社会的な経験も得ることができました。- これから留学を考えている人へ
留学は人生の選択肢を増やすことのできる大きなチャンスだと思っています。私はこの留学を通して様々な国籍だけでなく、異なった価値観やキャリアを思い描く人にも多く出会いました。私のルームメイトには修士を母国で取っており、交換留学を息抜きにオーストラリアを旅行して回った人や、会社の社長として母国で自社を経営しながらUTSにビジネスを学びに来た友人など、自分が今まで想像しなかったような考え方やそれを実現する方法を持った人が沢山います。このような出会いが刺激となり、1つの狭い可能性だけでなく、広く世界を見ることが出来るようになったと感じています。いまあなたがいる家、大学や仕事先、いつも出掛けるようなごくあたり前な空間から、留学を通して違った大きな世界へぜひ一歩を踏み出してみてください。