シドニー体験談Experiences
体験談 Y.Yさん
楽しむことを忘れずに!
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お名前 Y.Y 滞在都市 ウーロンゴン 学校 University of Wollongong /University of Wollongong College 留学期間 休学留学/10ヶ月
- 留学しようと思ったきっかけは何ですか?
私は小さい頃から世界の国々について知ることが好きで、海外で暮らすことに対して憧れを抱いていました。そして、小学校の6年生の時に両親の仕事の都合でシンガポールに二年間暮らすこととなり、多民族国家ならではの宗教観や文化の価値観に感銘を受け、大学生になった今再び日本とは異なる環境に身を置きたいという気持ちが強くなったことが一番のきっかけです。
- オーストラリアを留学先として選んだ理由について教えてください
私がオーストラリアを留学先に選択した理由は、多文化共生社会であること、アジアから離れた環境を知ることができること、安全面に大きな問題がないことの三つです。実際に生活してみて、行った先々で違う人種やバックグラウンドを持った人々に出会う機会が非常に多くあり、毎日刺激を受けています。治安についても身近に大きな危険を感じたことは一度ありません。しかし、安易に深夜に出かけない、治安が悪いという評判があるところにはむやみに近づかないなど、安全に暮らすための基本的なルールには忠実に従うようにしています。
- カレッジのプログラムについて簡単に教えてください
私のIELTSのスコアが大学のコースに直接進学するためには足りていなかったので、パスウェイコースとなるEnglish for Tertiary Studies(以下ETS)で12週間のアカデミックな英語の勉強を経て、8月から大学での勉強をスタートしました。ETSでは、ビザの関係上オンラインで受講することとなりましたが、対面で受講している他の生徒と同じ進め方で、参考文献の書き方など、アカデミックな勉強をする上で必要な基礎を時間をかけてじっくりと学習しました。
- 続いて大学の授業について教えてください
大学の授業では、オーストラリアの歴史について学ぶ ”Locating Australia;International Perspectives (LAIP)”、アジア経済について学ぶ “Industry and Trade in Asia (ITA)”、そして国際政治について学ぶ “Global Politics and Power (GPP)”の三科目を履修しました。LAIPでは、各回40分程度の授業をオンデマンドで視聴し60分のオンライン授業でのチュートリアルを受講、ITAでは60分程度のオンデマンド授業と対面のチュートリアル、GPPでは2時間の対面授業と60分の対面で行われるチュートリアルをそれぞれ受講しました。
- ウーロンゴン大学の良い点について教えてください
私が考えるウーロンゴン大学ならではの利点はその立地にあると思います。ウーロンゴン大学はシドニーの中心部から電車で約1時間30分ほど離れた場所にあるため、勉強に集中ができる環境が用意されています。また、キャンパスも広大で日本では見ることができない様々な動物や植物を目にすることができるほか、たくさんのレストランやカフェをはじめとしてスーパーや薬局、郵便局、ATMなどがあり、生活に困ることはありません。さらに、大学の図書館もミーティング専門のスペースや静かに勉強したい人向けの場所も揃えていて、一日中図書館で過ごすこともできます。
- 留学中の滞在方法と感想について教えてください
私は最初の一ヶ月はホームステイで、それ以降は学生寮で生活しています。ホームステイ先はスリランカ人の家庭で、家族構成は母親と高校生の女の子、そして小学校高学年の男の子でした。当たり外れの差が大きいとよく言われるホームステイですが、私の場合は当たりだったと言えると思います。朝は手作りのサンドイッチと果物で、夕食ではスリランカで普段食べられているご飯と味付けされた鶏肉が提供されることが多かったです。寮生活についても、有意義な時間を過ごすことができています。寮で共に生活している学生のほとんどが私と年齢が近いことから共通の話がしやすく、気軽にビーチやレストランなどに一緒に行くことができるのがホームステイにはないメリットだと思います。
- 留学中に大変だったことがあれば教えてください
留学中に最も大変だと感じたことは、ETSのプログラムをオンラインで受講していた時です。コロナの影響もあり、私が受講していた当時はETSが5クラスあるうち対面が2クラスとオンラインが3クラスありました。私のクラスは中国人が8人、インド人が5人、パキスタン人が2人、イラン人が2人と国籍が固まっていたため、同じ国籍同士の人が彼らの国の言語で話しているため私が全く理解することができないということがありました。
また、大学の講義を対面で受ける際、教授の話しているスピードがとても早くついて行くことも大変でした。講義は授業後にウェブサイトを通じてアップロードされるため、私は他の生徒に遅れをとらないようそれを繰り返し見ることでついていけるように努力しました。- これから留学する人に向けて一言お願いいたします
2年間の海外生活を経験した私でも留学前はプレッシャーと戦っていたので、特に海外の在住経験がない方は渡航前にプレッシャーを感じて当たり前です。しかし、住んでみれば意外と留学生活は思っていたよりもどうにかなると気づかされるでしょう。不安の感情よりも、留学先でどのような人と出会えるか、どのような景色を目にすることができるかなどを想像して過ごす方が幸せで意義があるのではないかと思います。自分の思っているようにいかずに辛いときも出てくると思いますが、楽しむことを忘れずに!