人事がどのように見ているかHow human resources see you
- 就職活動時に応募書類や面接時に「人事担当者がどこを見ているのかわからない」と思ったことはありませんでしょうか?
採用にあたっては様々な角度から選考していく為、全ての企業が同じ採用基準をもっているとは限りません。ここでは日本と海外の企業の人事担当者が一般的に書類選考と面接において、どの様なところを見ているかを説明します。
Contents
履歴書・職務経歴書(レジュメ)
学歴
- 日本は学歴社会という事で知られていますが、海外でも超大手企業は学歴をかなりシビアにみます。(ハーバード大学やマサチューセッツ工科大などを好む会社もあります。)
また国によっては就労ビザを取得する際にポイント制で、大卒と専門卒とでポイントが変わり、アドバンテージが無ければ他の項目(英語力など)で補う必要があります。
職歴数と年齢、勤続年数
- 職歴数と年齢のバランスを見ます。勤続年数も関わってきますが、あまりに短い期間(一般世間的には1年未満)が複数ある場合、すぐに辞める可能性が高いとみられます。また、国によっては就労ビザを取る際に3年以上勤務していた会社があるのとないのでポイントが変わってきます。
経験(幅と深さ)
- これまでの経験でどんな事をしていたのかを見ます。スペシャリストとして一つの事を深く追求してきたのか、ジェネラリストとして幅広くかつ複数タスクを同時にこなしていたのかなど、どのレベルで仕事ができるのか見られます。
また、部署名はどこも似たような名前を付けますが、会社によってその役割が異なりますので、知らない人が一目みてわかる内容でないと十分理解できない可能性があります。
成果
- 勤務していた職場で何をしたかは重要です。特に海外ではレジュメで印象付けないとインタビューすら呼ばれません。
営業系職種はこの点については明確な数字で表すことが出来ますが、事務系職種では難しい場合があります。その際には業務上のミスをなくす為の対策や新しいフローを取り入れたなど、効率化や最適化、経費削減など会社に貢献した事を記入すればアピールになると思います。
やる気(志望動機)
- 「応募しているのだからやる気があるに決まってる」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、意外とこれについては万国共通で見ますし、伝えなければ伝わりません。なぜその業界・会社なのか、この会社でどんな可能性を模索しているのか、自分が入社するとその会社にはどんなメリットがあるのかなど簡潔に記載するとよいでしょう。
また、応募者側からすれば1対1ですが、企業側は1対複数の為、1枚ずつ丁寧に見ません。よっていずれも明瞭簡潔に記載する必要があります。
面接(インタビュー)
レジュメとの整合性
- 提出したレジュメに間違いがないか、はっきり言うと詐称していないかを確認されます。(外資企業はオファー後に卒業証明書や前職の在籍証明書の提出を求めることも有り、海外ではレファレンスチェックといって前職の所属していた会社にコンタクトして事実確認や勤務態度等を確認する企業もあります。)
コミュニケーション能力
レジュメは作成のプロなどもいる為いかようにでも作成できますが、コミュニケーションは書面上ではわかりません。コミュニケーション能力の基本的な測定方法は会話のキャッチボールです。
これが意外と難しく、緊張したり、質問に対して的を射ない答えや脱線しすぎて何の話をしていたか忘れてしまったりすることもあります。
良いように言おうとする前に会話のキャッチボールをしっかりすることに集中した方が良いでしょう。
パーソナリティーと企業風土との相性
- ポジションによって完全なる体育会リーダータイプが求められたり、素直で従順なタイプを求めたりと様々ですが、そのポジションと会社のカラーが合うのかをコミュニケーションの中で見られます。こればかりは千差万別なので合う合わないが出てきて当然かもしれません。企業は様々な角度から選考をする為、上記はあくまで一般的な見解になります。しっかりと企業研究をして対策を練りましょう。
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