留学から就職まで 英文事務編 Aさんの体験談Experience: office work
Aさんは学校在籍中に学校を休学して1年間留学しており、帰国後学校に復帰して就職活動を経て、現在英文事務の職務に就きました。
Aさんは就職活動中、英語を使用した一般職をメインに探していましたが、30社受けた時点で内定はゼロ。50社受けても最終面接までいくものの内定にまでは至りませんでした。志望動機に【留学経験を活かして英語を使って仕事をしたい】と書いていた為、面接で聞かれることはこんなことでした。
周りを見れば外国人留学生を始め、海外の大学を卒業した帰国子女達も多く、英語で仕事を使用して仕事をすることを諦めかけていました。そんな中、藁をもすがる思いでとあるキャリアコンサルタントへ相談に行き、そこで言われた事がAさんの考えを変えました。
なぜAさんは当初と全く違うイメージの会社に入ったのでしょうか?人材エージェントの方はこうも言っていました。
Aさんはキャリアコンサルタントのアドバイス通り、自分の「したいことのみ」を伝えるのではなく、自分が「できること」を伝え、WEB上の情報のみに頼らず自分で見聞きした情報を元にしっかりと企業研究をして、将来自分の希望が叶えられる可能性がある会社を見つけることができました。そういったことでようやく内定を得る事ができ、3年経った今、まさに当時希望していた英文事務職で仕事をしています。
Aさんは就職活動中、英語を使用した一般職をメインに探していましたが、30社受けた時点で内定はゼロ。50社受けても最終面接までいくものの内定にまでは至りませんでした。志望動機に【留学経験を活かして英語を使って仕事をしたい】と書いていた為、面接で聞かれることはこんなことでした。
- 英語を使用した仕事に就きたいのか…。どれくらいできるの?仕事で使えるレベル?
- 英語で自己紹介と志望動機、さらにできればこの会社でなにをしたいかをお話下さい。
- うちの会社は極一部の部署しか英語を使わないし、それ以外に配属されたらどうするの?
- 英語使う頻度少ないよ。メールと電話の取次ぎくらいかな?それでもいいの?
周りを見れば外国人留学生を始め、海外の大学を卒業した帰国子女達も多く、英語で仕事を使用して仕事をすることを諦めかけていました。そんな中、藁をもすがる思いでとあるキャリアコンサルタントへ相談に行き、そこで言われた事がAさんの考えを変えました。
エージェント「第一希望職種が英語を使用した仕事ですか。・・・では厳しい質問になるかもしれませんが、どの分野で英語を使用できますか?商社のような海外受注?旅行業界?それともアパレル業界ですか?」
Aさん「わかりません。英語で仕事をしたことがないので。」
エージェント「そうですか。では英語以前に日本語でアルバイト以外のお仕事をした事がありますか?」
Aさん「アルバイトは飲食店でホールを担当していましたが、それ以外はありません。」
エージェント「ではあなたが企業の従業員で新しく入ってくる新人を教育する立場だった場合、仕事の経験がなく業界も初めての英語はまだ完全にマスターできていない日本人の新人に対して、日本語と英語どちらで仕事を教えますか?」
Aさん「・・・日本語です。」
エージェント「なぜですか?英語で教える事もできますよ?」
Aさん「・・・経験が無い以上、やる仕事を覚えてからでないとミスがでると思うからです。」
エージェント「そうですよね。まさにその通りです。厳しい質問をしてしまいましてすみませんでした。しかし今Aさんが置かれている状況はまさにAさんがおっしゃった通りです。」
そこからAさんは【英語を使用する仕事】から【まずはしっかりと仕事を覚える】ということにシフトしました。そして小規模ではありますがとある日系のネジを主力とした製造販売会社から内定をもらい、Aさんはその会社に入社を決めました。Aさん「わかりません。英語で仕事をしたことがないので。」
エージェント「そうですか。では英語以前に日本語でアルバイト以外のお仕事をした事がありますか?」
Aさん「アルバイトは飲食店でホールを担当していましたが、それ以外はありません。」
エージェント「ではあなたが企業の従業員で新しく入ってくる新人を教育する立場だった場合、仕事の経験がなく業界も初めての英語はまだ完全にマスターできていない日本人の新人に対して、日本語と英語どちらで仕事を教えますか?」
Aさん「・・・日本語です。」
エージェント「なぜですか?英語で教える事もできますよ?」
Aさん「・・・経験が無い以上、やる仕事を覚えてからでないとミスがでると思うからです。」
エージェント「そうですよね。まさにその通りです。厳しい質問をしてしまいましてすみませんでした。しかし今Aさんが置かれている状況はまさにAさんがおっしゃった通りです。」
なぜAさんは当初と全く違うイメージの会社に入ったのでしょうか?人材エージェントの方はこうも言っていました。
エージェント「夢を潰すような事を言ってしまったかもしれませんが、可能性はゼロではありません。日本の小規模な会社でも品質の高い部品を取り扱っていたりすると国内のシェアが高く、そこから海外からへの売り込み・受注をしたりしています。そういったことはWEBサイトではわかりませんので、実際に足を運んで聞いたりしなければわかりません。そういった会社でまずはしっかり仕事を覚えて、ステップアップしましょう。また会社規模が小さいとそういった役割が回ってくることが大企業よりも人数が少ない分早いです。さらにこれはあくまで将来の可能性であり、現在の可能性ではありませんが、しっかりと仕事を覚えて、英語は引き続き勉強しながら会社内外のチャンスにアンテナを張っていることです。会社のビジネスや仕事の本質を理解するのに一般的に3年はかかると言われています。3年やってみるといろんなものが見えてきますので、その時にまた改めて考えてみるのも一つの手でしょう。」
Aさんが入社を決めたのはまさに前者の会社でした。WEB上では一切「海外」のキーワードはなかったものの、会社の説明を聞いてまさに日本でのシェアが高く、その評価から海外との取引を進めているようなところでした。面接の際も志望動機も「英語を使いたい!」を全面に出さず、「しっかりと仕事を覚えてから、英語を使用できるようになれればいいと考えています。」というものに変えてみました。Aさんはキャリアコンサルタントのアドバイス通り、自分の「したいことのみ」を伝えるのではなく、自分が「できること」を伝え、WEB上の情報のみに頼らず自分で見聞きした情報を元にしっかりと企業研究をして、将来自分の希望が叶えられる可能性がある会社を見つけることができました。そういったことでようやく内定を得る事ができ、3年経った今、まさに当時希望していた英文事務職で仕事をしています。
その他のストーリー
- 貿易事務編
Bさん:女性 留学経験3年
就職活動時:30歳(社会人経験2年)
- 海外営業編
Cさん:男性 留学経験3年
就職活動時:29歳(社会人経験5年)
- システムエンジニア/プログラマー編
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Eさん:女性 留学経験5年
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