留学から就職まで システムエンジニア/プログラマー編 Dさんの体験談Experience: engineer / programmer
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当初Dさんは建築などの設計を専攻しており、将来そういった仕事でもいいかなという気持ちでいました。また自分は英語も得意で、日本の大学も卒業しているので、割と簡単に日本で設計関係や建築関係の仕事を見つけられるだろうと楽観的に考えていました。
しかし帰国後、当初の予定とは大きく異なり、就職活動の現実は厳しい状況でした。それは英語は人並み以上にできたものの、社会人経験もなく、且つ新卒枠での応募が出来なかった為に簡単には仕事を見つける事ができませんでした。また多くの設計・建築関係の会社では英語よりも現場等での実務経験が最優先されていました。
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履歴書を送っても面接にまですら行けないような状況が続き、業界を変えてみようにもどれもやはり「経験者募集」が目につき、このままではアルバイトで仕事を続けていくしかないと悩む日々が続きました。
そんな悶々とする日々の中、ある日ふと目にしたのがシステムエンジニア・プログラマーという仕事でした。
これまでITなど全く興味がなかったDさんですが、気になって調べてみるとモノは違えど設計することに興味をもち、かつ英語ができれば未経験者でも応募できるという事で、このままどこにも就職できないよりもここで決めようと思い応募しました。
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なぜ職種未経験でさらに全く違う分野を勉強していたのに就職できたのでしょうか?
Dさんの場合、もともと全く別の分野を勉強していましたがSE/PGがPC上で使用する特殊言語は入社してから十分身に付ける事の出来るもので、それに比べて英語は今すぐ身に付けられるスキルではなく、かつすぐにでも必要なスキルであった為職務経験よりも「英語を話せる」事が重きを置いているポイントでした。
企業側が経験値よりも「英語力」を重視したのは現在のグローバルIT化によって顧客もグローバル化しており、英語を使える人材を求めていたからで、Dさんはそれに見事当てはまったのでした。