RSA 酒類販売資格について(NSW)【2023年最新版】Responsible Service of Alcohol
Contents
RSAとは
- オーストラリアで飲食店などアルコールを提供する場所でお仕事をする際は、必ずRSAというライセンスが必要になります。
RSAとはResponsible Service of Alcoholの略です。この資格を取得するにはRSAコースを受け、テストに合格する必要があります。コースの所要時間は半日(7時間程度)で、レストランやパブなどでお酒を安全に販売するための知識を英語で学びます。RSAは、お酒を扱う場所で働くすべての人(現地の方も海外から来ている方も)が取得する必要があります。また、RSAは州ごとに発行されるものなので、シドニーのあるNSWで取得したRSAは他の州では使えません。他の州で働く際は、各州のRSAを新たに取得する必要があります。
※このページではNSW州のRSA取得についてまとめています。他州にお住まいの方は、お住まいの州の情報を確認してください。
RSA取得が必要なお仕事
お酒を提供する環境で働く方は、本人がお酒に触れないポジションだとしてもRSAの取得が義務付けられています。留学生のアルバイト先として一般的なカフェなどの飲食店でも、特にローカルの会社で働く方はRSAが必要となります。現地で働きたい方は早めに取得しておいてください。RSAが必要となる職種は以下のようなものがあり、特にワーキングホリデーの方は必須と言えます。
- お酒を提供している飲食店で働くスタッフ
- バーテンダー
- 飲食店経営者
- キッチンハンド
RSA取得方法
RSA取得の流れは以下の通りです。コース自体は7時間程度で完了しますが、仮の証明書が発行されて解散するころには夕方になりますので、1日とみておいたほうがよいでしょう。RSAコース受講
州が認定している学校でRSAコースを受講します。RSAコースの内容については以下をご覧ください
仮証明書を取得
コースを受講し、試験に合格した方は、その場で仮の証明書(Certificate)が発行されます。仮証明書では短期間しか働くことが許されていませんのでご注意ください。この仮証明書は90日以内にRSAフォトカードに切り替える必要があります。
仮証明書を受け取ったら、個人情報に誤りがないか確認しましょう。ここに表示される情報がそのままRSAフォトカードへ反映されます。
※The validity date:有効期限です。こちらが切れる前にRSAフォトカードに切り替えます
NSW Service Centreで顔写真撮影
NSW Service Centreでphoto cardに載る顔写真を撮影します。受付にて申請書と身分証明書を提示すると、その場で写真を撮ってもらえます。シドニー留学センターの最寄りのNSW Service Centreは以下のとおりです。
※滞在先の近くにService Centreがある場合は、そちらでも申請可能です
Wynyard Service Centre | |
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住所 | 19 York Street Sydney NSW 2000 |
営業時間 | 月曜~金曜 7:00am to 7:00pm |
- 仮サーティフィケイト
- 身分証明書(合計ポイントが100ポイント分になるようにします)
- パスポート(70pt)
- 住民票原本と英訳(70pt)
- オーストラリアの運転免許証(40pt)
- 写真付き学生証、メディケアカード、健康保険証券、(各25pt)
- オーストラリアの銀行残高証明書、デビットカード、クレジットカード(各25pt)
RSAフォトカード取得
約3週間で、RSAフォトカードが指定の住所へ郵送されます。カードを受け取ったら、カードの情報に誤りがないか、再度確認しましょう。
こちらのカードは普段持ち歩く必要はありません。しかし、仕事の面接の際やお仕事をしている時は必要となります。また、RSAサティフィケートのコピーは職場に保管されます。お仕事に行く際は、審査が入ったときにすぐに提示できるように持っていくようにしてください。
RSA取得コース詳細
参加条件
満18歳以上参加費用
$199 ※2023年9月現在所要時間
半日(6時間半)プログラム内容
【RSA講習会】講義とロールプレイを中級以上レベルの英語で行います。
授業内容は以下のようなものになります。
- NSWにおけるRSA実施の背景について
- RSAに関する法律について
- アルコールによる様々な影響について
- 飲酒者の泥酔と未成年者の飲酒の予防について
【テスト】
上記ユニットごとにテスト(課題)があり、すべて英語で解答します。
※その場で採点、合格者に仮サティフィケート発行
RSA (酒類販売許可)コースを開講している学校一覧
よくある質問
- 有効期限はありますか?
- RSAフォトカードを取得している場合、最初にRSAコースを受講した日から5年間有効です。
- RSAフォトカード取得に料金がかかりますか?
- かかりません。RSAコース受講料に含まれています。
- カードまたは仮証明書の有効期限が切れています。どうすればいいですか?
- もう一度、RSAコースを受講しなければいけません。
- オンラインで受講できますか?
- はい、可能です。可能ですが、オンライン受講の場合には、マニュアルを見て最後までご自身の力で全て回答をして頂く必要があります。授業参加型の利点は、授業の中で講師がテストに関連した重要なポイントの説明などをサポートして頂けるので弊社では半日で可能な授業参加型をお勧めしております。
- RSAフォトカードを失くしてしまいました。
- まずは警察署に届け出ましょう。その後、フォトカード再発行申請書に記入し、再申請料($30)と共に提出します。詳しい手順は申請書に記載されています。
- 引っ越したので登録住所を変更したいです
- フォトカード登録情報変更申請書に記入し、所定の連絡先へ提出します。詳しい手順は申請書に記載されています。手続きは無料です。
- 日本語でテストを受けることが出来ますか?
- いいえ、できません。全て英語で受講します。英語力に関しては、中級レベル以上あればベストです。
- 開始時間に遅れた場合はどうなりますか?
- コースに参加できません。追加料金をお支払いいただき、予約が必要です。悪天候による電車の遅れなども考慮した上で、開始15分前には到着しましょう。
- RSAフォトカードは身分証(ID)として認められますか?
- いいえ、厳密には認められません。
- 試験当日の持ち物である、「お住いの住所がわかるもの」とは?
- RSA認定カードが確実に発送されるために、現住所がわかる証明書が必要になります。その際有効であるのが、銀行で発行してもらえる明細書です。
- 当日の持ちものはありますか?
- 当日はパスポートなどの身分証明書、黒または青色のボールペンに、ノートなどのメモを取るもの、そして上記に記載されてるお住いの住所がわかるものです。